ラブシチュエーションアイツが弟?

「結局大和、なにしに来たんだろね?」

「あぁ……。オレじゃ小堀のフォローうまくできそうにないし……大和が行ってくれるっつーから、頼んだ」

「えっ? だからひとりで先に来たの?」

「そ。まぁ、条件付きだったけどな」

「なんなのー、どんな条件? あ、さっきのお菓子だ」

「お菓子より、もっといーもん」

透はそう言って、私をチラリとみた。



「え……?」

「『弱ってるみちるに優しい言葉かけたら、流されやすいアイツはオレんとこ来るかも。

もしそーなっても、文句言うなよ』って、大和に言われた……」

「……はぁ? んなわけないでしょー」

「だよな。オレもそー思ってた。……でも、外で待ってたらさ、そうなのかって思ったり。

ダメだなー、なんか……小堀を好きな理由は見つかるんだけど、

お前がオレを好きな理由が……ひとつも見つかんなかった」

そう言って、透は頭を抱えてしまう。