「うん、ヘーキだってば。……ちょっと、寂しいけどね?」

えへへ、って笑うと透は私から少し体を離す。

「小堀……オレも」



キュン。

あ、やだ。

キュンとした。

透の顔を見つめていると……なんか吸い込まれそう。

え、キスってこういうタイミング?




ドキドキ!

心臓の音は一気にヒートアップ!




緊張で、ニヤニヤどころじゃないっ。

ニヤけるコトさえできずに、ただ透を見つめていた。



表情を変えず、じっと私を見つめる透。

……透の次の動きが全く読めない。