ラブシチュエーションアイツが弟?

「……ちょっと。なんであんたが来てんの?」

4人で来たカフェに、なぜか大和登場。

「恋の相談に……。おまえら恋愛初心者が集まったって、なんも答え出ね~だろ? ひと助けだよ~」

なにしに来た。

「ほのぼのした恋愛に、大和の汚れたアドバイスなんて必要ないんですけどぉ」

「汚れた? ……ひと聞き悪いな。恋愛経験豊富だと言ってくれ!」




我が物顔で、私たちが座る4人がけのテーブルにつく大和。

昨日寝たのと同じ並び。

私、透、大和。

……狭い。




大和が無理やり押して入ってきたから、透がこっちに詰めてきた。

「あ……悪い。狭いよな?」

ううん。

この狭さがなんとなく幸せ……。

昨日までだったら、ドキドキでどうしようもなかったと思うけど

さっきのプールでちょっと慣れた。

ドキドキ通り越して、嬉しいになってる。