「ルミ~!」

ルミや他の女子2人、あとは一昨日ウチに来ていた男子メンバーが

テーマパークの入場門の所で勢ぞろい。

みんな時間キッチリ守ってえらいね~。

私、出掛けギリギリだったから、ちょっと焦った。

大和はなんの用意もないし、透も用意が早かった。

私だけモタモタ……。




「みちる、遅刻だよー。10分遅い!」

「えへへ、ごめーん」

「コイツさ~、なんも用意ナイくせにめっちゃ遅い」

大和が私の頭をバシッとたたいてくる。

「もー、うるさいっ」

私も負けじと大和の背中をたたく。

ルミはクスクス笑っていて、

この3人でしばらくしゃべって、私が抜けてったら、

ふたりは自然としゃべれるようになるよね……。



そんなコトを思っていた。