ラブシチュエーションアイツが弟?

「明日、プール楽しみだな」

「うん!」

あ。

水着出すの忘れてた。

ま……明日探したらいっかぁ。



大和に言われたあと、ルミにプール行くコトメールしたら、他の子の了解も得て、すぐにOKの返事をくれた。

ルミが大和を好きかどうかは明日確認するとして、

とりあえずすごく喜んでたのは確かなんだよね。






「……なぁ、小堀」

今まで上向いてしゃべってたと思われる透の声が、左耳にダイレクトに届いてくる。

どうやら寝返りをうって、私の方を向いているみたいだった。





……うわ。

なんかドキドキしてきたっ。

今度こそ、ギュウッ! されちゃう?





ドキドキ。

バクバク。





息をゆっくり吸いこみ、

ゆっくりと、吐きだした。