体を半分起こし、大和越しに透を見る。
「オレ、やっぱこっちでいい」
そ……
そうなんだ。
ひどい。呼んだくせに。
寝転んで、またポスッと頭までタオルケットをかぶった。
……ガッカリが顔に出そうだったから。
だって、そんな顔見せたら……
期待してたみたいに思われてもヤだからね?
「……電気、消すから」
透の小さな声が聞こえてくる。
「うん」
――ピッ。
とリモコンの音がした。
……真っ暗。
闇夜に響く、大和のいびき。
……寝れるか? 私。
「オレ、やっぱこっちでいい」
そ……
そうなんだ。
ひどい。呼んだくせに。
寝転んで、またポスッと頭までタオルケットをかぶった。
……ガッカリが顔に出そうだったから。
だって、そんな顔見せたら……
期待してたみたいに思われてもヤだからね?
「……電気、消すから」
透の小さな声が聞こえてくる。
「うん」
――ピッ。
とリモコンの音がした。
……真っ暗。
闇夜に響く、大和のいびき。
……寝れるか? 私。


