ラブシチュエーションアイツが弟?

「ただ今……」

玄関に入ると、引っ越し業者のひとが荷物を全て運び終えた所だった。

……ギリギリセーフ?

みんなは部屋の掃除をしたり、家具についたテープをはがしたりしていて、

まだ私のダンボールには手をつけていないみたい。





「みちる~、おかえりー! ……どーしたの、なんかやつれてるよ?」

ルミが私を見て不思議顔。

「……ルミ、ちょっと来てぇ」




透が、リビングの方へ進んで行ったのを確認し

私とルミだけ、別室に入った。

扉を閉める。




「あのね、透と付き合うかもしんない」

「えー、やった! 今の間になにがあったの?」

ルミは素直に喜んでくれた。

「でもね……、不安だよぉ。透って、カンペキ過ぎる。

私、なんもできない……」

「……ちょっと、どーしたの?」




出かけてる間に透とした会話や、

家事ができない不安な気持ちを、ルミに全て話してみた。