はあぁ~ってため息つく私にはお構いなし。

透は、手をキュッと握りしめる。




「だからさ、早く小堀に了解とっときたかったっていうか……」

「なに言ってんの?」

「オレ……多分ヤバい」

「いや、なにが?」

「だから今日みんな呼んだんだよな。いきなりふたりとかさ、照れるし。

でもアイツらが帰った後、スイッチ入ったら……ごめんな?」





いや。

なんのスイッチ?

そんなスイッチ入れさせないから。

……なんなら、電源落としとこうか?