ムスッとした顔をすると、透が私の背中から離れ

となりに戻ってくる。

「なぁ……一緒に住むとか、めちゃくちゃ嬉しい」

「そ……そーだね。私も……」

そしたら、透にそっと手をつながれた。




ドキドキするこの気持ち。

ここは素直に……受け入れよう。



「……好きになった」



透には聞こえないぐらいの声でボソッと言ったのに、

「うん」

って言って、透は私の手を握りしめてきた。




ホントに聞こえてたのかな。

そっと透を見上げると……

こっちを見て、微笑んでいた。





う……わ。

透の笑顔がヤバい。

私……

めちゃくちゃ好きになってる……。