「考えてる事はだいたいわかるよ」


「信じたくない………」


「ひとりごと聞いちゃったしね」


穴がなくても、どこかに隠れたいくらい恥ずかしい。
それだけではない。

それこそ、着替えも………、


「ニル!見たの?」


「…………」


あっ、目が泳いだ。

ミラはショックを隠しきれずに俯く。

「何かを失った気分だよ……」


「減るもんじゃないよ?」

そういう問題じゃない。




ミラはもう嫌になって、お風呂に入る、と適当な理由でニルから離れることに成功した。