「それ……はっ!」


気持ち良かった、かなり……。


ニルは布団というより、ふわふわの翼の中に埋もれて包まれるように横になっていて、



彼は続きを待っているようにミラを覗き込む。



「うん……」


もごもごと言うと頭を撫でられた。




ハっとして雰囲気に流されないように慌てた。


そうじゃなくてっ!!


「ど、どうして同じ布団で寝ているの??」


「……俺のベッドでもあるけど?」


「そう、じゃなくて……」


「何もしてないよ?」


「…………」


「寝顔と絶景を見てただけ」


寝顔はまぁ………仕方ない。だけど絶景って……??

ニルの視線をスーっと追うと、その先には………、



胸。



着替えた時からアウトだと思ってはいた。だけど、何の感情の起伏もなく“絶景”と言われ、



しかも堂々と見るとは思うはずもない。



自信があるほど大きくはないがまぁ、それなり。



見られていいか、と言われればもちろん駄目だ。

断じてっ!!