眩しい………。




もぞっ



少しだけ寝返りをうって、暗い場所に入り込むと、ふわりとした何かに触れた。


まるで雛鳥の羽毛みたいに気持ちいい。


暖かくはないが、冷たくもない。

目覚める為に体温が上がってきているせいか、余計にそのふわふわが心地よくて仕方ない。



スリっ



もっとそれに近づきたくてすり寄ると、



グイっと腰を寄せられて、




「朝っぱらから大胆だね」



壊滅的なセクシーヴォイスで耳元に囁かれた。



!!!!?



微睡んでいた意識が一気に覚醒し、パッと目を開くと、至近距離にニルの顔があった。


「おはよ」


本人は涼しい顔で挨拶するが、ミラはそれどころではない。


えっ?あっ!?えぇっ!!?


大混乱だ………。



動揺ぶりがおもしろくてニルはついからかう、


「まさぐってたけど」


「やっ!ちが……っ」


「羽、気持ち良かった?」