…まさか、ね。 三浦君がいるわけないよね? そう思いながら、私は視線を戻した。 「君が心配することは、してませんよ?」 そこには… 「どうせ、またあんたはっ!!!」 さっきの人の服の衿を掴んで激怒する三浦君がいて。 私は、この状況が飲み込むてなくて、ただ、そのまま立ち尽くしていた。 知り合い、なんだよね、きっと。 「すみません、他の人の迷惑になりますので、静かにしていただきましょうか?」 図書館に勤めてる女の人のその言葉で、この騒動は収まった。