入隊を希望すると、平助という男の子が私との対戦を望んだ。 彼の目は、誰よりも真っ直ぐで、凄く綺麗だった。 だけど、どこか迷っている気がした。 『女の子とは戦えない』 さしずめ、そんなとこ何だろうと感づいて、私はその隙を狙った。 こんなに隙が沢山ある人達なら、すぐに騙せる…そう思っていたの。 でも、騙すにはあの人達は、優し過ぎて、優し過ぎたから… 一緒にいて、辛くなった。 私が、この人達を殺すんだと思うと、胸が締め付けられるような痛みを感じた。