三浦君を待っている時間がとても長く感じる。 もしかしたら、事故に巻き込まれたんじゃ…、とか。 時間と場所、間違えて教えちゃったんじゃ…、とか。 時間が過ぎていく度に良くないことを考えてしまう私がいた。 「三浦君……」 私は、手元にあるバックをギュッと握り締めた。 「……ごめん」