「げほっ!!!げほっ!!!!」


突然、総司が俺の目の前で苦しそうに咳をした。


「……心配は、しないでくださいよ…土方っ、さん」



苦しみながら、そう言う総司だが、いつもよりも咳が酷い気がし、俺は総司を自室へと戻す。



途中、途中。


総司が苦笑をしていたのをよく、覚えている―――…。