その声が、なんなのか気になった俺は、声のする方に歩き出した。 近づく程になにを言っているか聞き取れるようになる。 「ちりゆく桜 戻れぬ明日 ただ、過ぎ行く日々が 私を導く 遠い 遠い 道になる。 今、時間の記憶が 私の手と 君の手を 強く繋ぐモノになる。」