「あれ~??ハルのじぃちゃんっ!」
会社の前でウロウロしてたのは俺のじぃちゃんだった。
だけど…何で、じぃちゃん??
まさか家族に何かあったのか?
一瞬過ぎった最悪の事態を振り払うようにじぃちゃんに急いで近寄ると会社に招き入れた。
「ここに参られるなんて珍しいですね。どうかされたんですか?」
レンが淹れてくれたお茶を一口飲むと、急にソワソワと周りを気にしだしたじぃちゃん。
「???どうかしたのか?」
俺が問うとやっとこっちを向いた。
「川原くんはどうした?」
「風邪をひいて今日は休みです。
サツキちゃんに用事だったんですか?」
俺のじぃちゃんはアイツの大学の教授でもある。
だからとりあえず用事がアイツだったことに安堵した。

