「あ…はい。
あの…ジュンさん…ですか?」
社長と蓮司さんのツレらしいジュンさん。
この美しいお姉さんは、きっとジュンさんとやらに違いないと思って聞いてみたんだけど…。
私の発言に眉を寄せ、少し険しい顔になったお姉さん。
「違うけど…ジュンに何か用?」
先程までの笑顔は消え、高飛車に答えられてしまった。
えぇ…!?その変わりよう何??何か…まずいことでも言ったかな??
「あ、あの…私、『FREE STYLE』の牧瀬からこちらにくるよう教えてもらいました、川原と申します」
びくびくしながらそう答えると、今度はなぜかびっくりした顔になったお姉さんは…
「えぇ!?じゃ…あなたが…ハルくんの??」
よくわからない言葉と共に私を上から下まで凝視した。

