インターン・シップⅡ


「あ…はい。

あの…ジュンさん…ですか?」


社長と蓮司さんのツレらしいジュンさん。

この美しいお姉さんは、きっとジュンさんとやらに違いないと思って聞いてみたんだけど…。


私の発言に眉を寄せ、少し険しい顔になったお姉さん。


「違うけど…ジュンに何か用?」


先程までの笑顔は消え、高飛車に答えられてしまった。


えぇ…!?その変わりよう何??何か…まずいことでも言ったかな??


「あ、あの…私、『FREE STYLE』の牧瀬からこちらにくるよう教えてもらいました、川原と申します」


びくびくしながらそう答えると、今度はなぜかびっくりした顔になったお姉さんは…


「えぇ!?じゃ…あなたが…ハルくんの??」


よくわからない言葉と共に私を上から下まで凝視した。