ここが病院のロータリーだということも。 抱き合う私たちの周りには行き交う通行人や、患者さんで溢れてるってことも。 それから…私がパジャマで足下はスリッパっていうなんともまぬけな格好だっていうことも。 こうやって想いを伝えれるまで随分遠回りして、いっぱい傷つけ合ったことも。 何もかも全部忘れて、ただ目の前にいる愛しい社長の広い背中に手を回せば胸いっぱいに幸せが広がった…――――。 私……生きてて良かった。 ホントに…幸せだ。 ―fin―