「はい…。」
「あ、勘違いしないでね?
俺たちはサツキちゃんのそんなとこをひっくるめて、重々承知の上で採用したんだよ?
サツキちゃんが気にすることじゃないからね!」
どこまでも優しい蓮司さんはちゃんと説明とそのフォローまでしてくれる。
私のせいで…って、ネガティブに考えてしまうとこだったのに蓮司さんの言葉に救われた。
「でもさ…こういうことってちゃんと事前に本人に説明しとくべきだと俺は思うんだよね。
じゃないと、色々考えちゃうじゃんねぇ?悪い方に考えちゃったり、悩んだりして。こっちの身にもなれ!って感じじゃん?」
確かにそうだ。
蓮司さんにこの話をきいてなかったらきっと、本採用の春から悩んでただろう。
でも聞くに聞けない事情だから尚更悶々としてた。

