すぐ隣りで憤慨する千ちゃんを見る事もできずに、ただ流れる涙で頬を濡らしながらギュッとシーツを握った。
「私を救ってくれたあの人を苦しめて…。あの人が好きなのに、大好きなのに…私の存在があの人にとっても会社にとっても危険で…。
家を追い出された私に住む場所を与えてくれた恩人にも……迷惑ばっかりかけて…」
「もう…やめろ。
もうそれ以上何も言うな…」
怒りを沈め、切ない顔をして千ちゃんはそう言ったけど私は続けた。
「私は……きっとどっかおかしいんだよ、千ちゃん。
依存症だし…急に記憶もなくなっちゃうしさ…。
この際、まとめて全部治したいからもう……何かどっか地方の空気がきれいな山奥とかにありそうな療養施設に転院させてよ」
そう笑いながら言ったのに、滝のように涙はでてるし鼻水もすごいし……格好悪いったらない。

