インターン・シップⅡ


ホント…情けない。

千ちゃんにこんなことを言わす自分が情けない。


千ちゃんがどんな思いで言ってくれてるか…。

それがわかるから余計に申し訳なくて。


千ちゃんは昔、私にこう言った。


『俺、代々医者の家に生まれたから医者になるのが当然だった。

誰かにそう言われたわけじゃないけど、物心ついた時から“将来は医者”って思ってた。

医者が嫌いとか好きとか、向いてるとか向いてないとか考えたことなくて。

それでも、昔っから命の尊さだけは何でかわかってた。

だから自分の子供でさえ持ち駒ぐらいにしか思ってないあんなうちの親でも、産んでくれた事には感謝してる。

そう言った意味においては……人の命を救えるかもしれない医者になれて良かったと思ってる』


そう言った千ちゃんからみたら今の私はあまりにも命を、自分を粗末に扱い過ぎてる。