「………嫌よ。カウンセリングなんか」
フンッとそっぽを向き、小声で反論した。
「そう身構えんなって。
さっきも言ったろ?
みんないろんな事情抱えて、ストレス溜めて生きてんだって。
だから円形脱毛症だとか、ひきこもりだとか。摂食障害や最悪は自殺するケースだってあるんだぞ?
努力しよう、改善しよう。みんなそう願って心療内科や精神科、カウンセリング受けてんだ。
だからサツキも軽い気持ちで1回受けてみろよ、な?」
尚も勧めてくる千ちゃんをジトッ…と見つめて無言の抵抗を試みた。
だって……ホントに嫌なんだもん。
見ず知らずの相手にそんな簡単にペラペラ自分の事なんかしゃべれない。
見知ってる人にだって結構難しいってのに…。
それを治療の一環だからはい、話せ…って言われたって無理。

