「…え?何がそんなにおかしいの?」
意味が分からないと首をかしげる蓮司さん。
「だって2人共…まるで子供みたいなんだもん。もういい大人なのに。
いつもあんなに仲が良いのに…ケンカするんですね、お2人でも」
「仲なんか良くないよ…」
なんて、ちょっと拗ね気味で言うもんだから…さらに笑えちゃう。
「でも…サツキちゃん傷ついたでしょ?あんな言い方…」
「あ~…でもまぁ…元々口が悪いですしね、社長は。」
へへへ…と、気にしてないよと笑って見せたけど…きっと蓮司さんにはお見通しだったんだろうな。
そんな私を不憫に思ったのか、蓮司さんはいたずらっ子のような顔をして…
「ハルのこと、懲らしめてやろうよっ!」
悪魔な提案をしてきた。

