依存症…??
じゃぁ私は今まで何のため睡眠薬を飲んでたの?
安心感を得るため?
それとも薬の力を借りて寝るため?
せめて眠ってる時だけは…と、現実から開放されるために飲んでたはずなのに……。
それが依存症…!?
混乱する頭を必死に働かして考えこむ私をよそに千ちゃんは続けた。
「でもだから反って薬断ちに苦労したよ。
“飲んだから眠れる”はつまり、“飲まないと眠れない”ってことだ。」
そうだろう?と私に判断を促すけど、正論を主張されては否定のしようがない。
「サツキにとってあの薬は逃げたくても逃げれない現実を生き抜くための言わば…避難所みたいな、心の拠所みたいなもんだったんだろう」
だから俺はお前を責めないよと、千ちゃんは目を細めて優しい声で慰めてくれた。

