だけど……。
さっきよりも大きい稲妻が走って空を明るく染め、やがて雷鳴が鳴り響くと私の中で何かがプツリ……と切れた。
私のこの目に映った最後の記憶は……この世の始まりかと思う程の眩しい光と、終わりを知らせるかのような鐘の音…―――――――…。
―――――…。
――――――…。
そして……今に至る。
恐らく…私はあの後、睡眠薬に手を出した。我を忘れて無我夢中に飲んだんだろう。
その結果、当然ながら効果があらわれ永遠に達するかもしれないほどの眠りについた。
そして夜勤明けで帰ってきた千ちゃんに発見されここに救急搬送された。
―――――…さっきのナースの話も踏まえて、ざっとこんなもんだろう。
頭の中で順序よく組立てた仮説に重く大きいため息を吐いた。

