「ハルやレンがどんな思いでこの会社守ってきたかとか、どれだけ大事にしてるかなんてあんた…知らないんでしょ?
ここはね、あんたみたいなのが居ていい場所じゃないのよっ!
あんたのことなんて、調べればすぐわかるんだからっ!ハル達の失脚を望む奴らからしたら願ってもない餌よっ!
あんたの醜聞なんか、この会社やハルにとってマイナスなのっ!あんたの存在自体が危険なのよっ!
それが分かったらさっさとここから出てってっ!
薄汚い根城に戻って次の金蔓の算段でも考えなさいよ。それがお似合いよっ!」
剣幕に言いたい放題罵ったらスッキリしたのか、カオリさんはフンッと鼻で笑って去って行く。
嵐の中を、真っ赤な傘がクルクルと踊りながら遠く小さくなって行く。
私は…受けた傷を抱えて嵐の中を立ち尽くした…――――――――…。

