多分、千ちゃんの計らいなんだろうけど…何だか落ち着かない。
まぁ病院なんだし落ち着かなくて当たり前なんだけど、何だか……1人になると消化しきれてない問題や蓋したはずの感情が頭の中を埋め尽くしちゃって……。
「……はぁ…。」
口をついてため息が零れた。
頭の中の雑念や嫌な思い出たちをこう……こめかみ当たりからブチュン…っと注射器を打って、採血するように悩みや取り除いてくれたらいいのに…。
そしたら……あの嵐の日のこともなかったことにできるのに…。
ザアァァァァ…――――――…。
「あんた……ハルに近付いたのはお金目当てなんでしょ?
ハルが社長だから…ううん、社長でもあるけど御曹司だからでしょ?
この先ハルが職を失うことがあったとしても、お父様の会社があるからって思ってんでしょっ!」

