だけど…お父さんが死んでからくる日もくる日も身を粉にして働くお母さんはどんどん痩せていった。
毎日毎日働いて私を育ててくれたから、お母さんと過ごした時間っていうのは案外少ない。
仕事仕事であまり家にいなかったし、休みの日にもどこかへ行ったこともない。
だって休みの日はちゃんと休んで欲しかったし、特別どこかへ行かずともお母さんが家にいてくれたらそれだけで良かった。
一緒に料理したり、洗濯物をたたんだり……それが嬉しくて楽しくて。
お母さんのカサカサの手を見る度、『早く大きくなってお母さんを楽にしたげたい』…そう思ってた。
だから……やっと幸せを掴んだお母さんを悲しませたくないし、何より幸せの邪魔になりたくない。
だから私は死のうとしたんじゃない。それだけは言える。
ただ…。

