「ま、まぁ…その、何だ…とりあえず目が覚めて良かったよ」
あの日を思いだした私に気付いたんだろう、千ちゃんが沈黙を破るようにそう言った。
「あ、俺すぐ戻んなきゃいけねぇんだ…。
後のことはナースに頼んどくから、お前は何も考えずに治すことだけ考えろ、な?」
そう言っていつものように頭をポンポン…と撫でて。
「また様子見に来るから」
そう言って千ちゃんは部屋を後にした。そしてそれから数分後、さっき目を覚ました時にいてくれたナースが部屋に入って来た。
ベットを起こしてくれたり、着替えや入院に必要な物が入ったバック(千ちゃんが用意してくれたのかな?)から物を出してくれたりと、色々面倒をみてくれた。
その傍ら、私が入院して間の話も少し聞かしてくれた。

