「……え?」
少しか擦れた声を出したハルが困惑の顔して本田医師を見た。
「救急車を呼んだ後、入院するだろうから身の回りの物を用意するためにサツキの部屋に入ったんだ。
そしたらバイト情報誌や賃貸物件のフリーペーパーがいっぱい転がってた」
意外な事実を知ってハルは目を見開いて固まっていた。
「このこと言ったらサツキは怒んだろうけど……サツキ、まじで金ないんだと思う」
続けて言いにくそうに話し出した本田医師の言葉に今度は俺が固り、耳を疑った。
「ストリッパー辞めただろ?いや、もちろん辞めれて喜んでたし、感謝もしてたんだけど…その…」
言いにくそうに口ごもった本田医師はチラッと俺たちを見た。
「何だ?早く言えっ!」
固まってたくせにハルが偉そうに威嚇する。

