それと同時に少しの間だったけど彼女と過ごした幸せな時間も思い出しては胸を引裂かれる思いだったって。
でも…追い討ちをかけるかのようにしばらくしてヨウの元へ現れた父親が言ったんだ。
「お前と事故できて良かったと向こうも思ってることだろう。
あんな店、ちまちまやってるより儲かったんだからな」って…。
「今回の事で味をしめてさらにせびられないようかなりの額を渡したたんだ、もうあの店の奴らとは無関係だ」って。
さも安心しろと、ありがたく思えと言わんばかりに。
ヨウは怒りで体が震えたってよ。
親父さんのこと尊敬してた。自分の目標だった。
だから…尚更許せなかったった。
何も知らないくせに彼女の家族を、一生懸命働いて店を守ってる人の事をそんな風に言った親父が許せなかったって…。

