「だって実際ヨウはずっと親の言う通り、望む通り生きてきて、それはきっとこれから先もそうだった。
大学卒業後は父親の下で働きながら勉強し、華々しい政界デビューを果たし、親が選んだ誰もが羨むような女と結婚するだろう…って、ヨウもわかってたはずだ。
だから…『娘さんを好きのは僕です。親父じゃありません。親父は…親父は関係ありません!』
自分の中の迷いを振り切るかのようにそう言ったけど…彼女の父親の拳が飛んできたよ。
『バカ野郎っ!誰のおかげで生きれてると思ってんだ!
飯食えて、住む家があって。大学まで行かしてもらって、好き勝手してるくせに何が…「親父は関係ありません」だっ!
そうゆうことは自分で稼ぐようになってから言え!』ってね…。」
2度とここへはくるなって言われて秘書が持ってきた金を握らされて追い返されたらしい…。

