「そん時、よっぽど嬉しかったんだろうなぁ…俺に電話してきてたよ。
『まじ嬉しい!』って。
『デートでもう1回告って、絶対バッチリ決めてくるっ!』って。
『でも告り過ぎで結構ウザイかな!?』…って浮いたり沈んだり急がしそうにしてたよ。
まぁ…お姉さんもデートするぐらいだし、満更でもなかったんだろうけど…何せ年下だし、学生だしな。
そう簡単に首は縦には振れなかったのかもしれねぇ。
まぁ結局のところ、そのデートで告ったのかどうかは知らねぇけど、急激に距離は縮まってたよ。
幸せ満開~みたいな顔しちゃってなぁ?ヨウの奴、心底嬉しそうだった…」
まるで自分の事のように喜び顔をほころばせながら話す本多医師。
「何でお前がそんな嬉しそうなんだよ?」
思わずそうハルが聞いてしまったのも納得できる。

