インターン・シップⅡ


「ヨウは…サツキが合格したN大よりさらに難関の大学に見事合格して、初めて親元を離れたんだ。

きっと18歳にしてやっと得た自由だったんだろんな…」


本田医師はシミジミと語っているけど、正直俺はそれどころじゃなかった。


だって…サツキちゃんのN大ですらかなりの難関校だし、賢いことでも有名なのに……それより上って!


しかもそれってつまり、ヨウはサツキちゃんより頭が良いってことだろ!?


………あ、ありえん。


大物政治家の息子として生まれ、将来を約束されたも同然の有望株が………一体何がどうなったらああなるんだっ!?


「ヨウは大学でまぁまぁそこそこ楽しんでたんだろう。

…とはいっても、ハメを外さないように、間違っても問題なんか起こさないように気を使いながらな」