「それからだ。女が嫌になったのは…。」
そう言って吐き出されたため息はものすごく重かった。
確かに…そりゃ嫌にもなるだろう…。
お、恐ろし過ぎる…!
何なら俺も女性恐怖症になってしまいそうだ。
「世の中の女がみんなそうだとは思ってない。
だけど…女は「子供」が産める。やることやってりゃ…出るもんが中に出ちまったらビンゴッ!だ。
散々食い散らかしといて言えた義理じゃないが…それを考えたらもう快楽だけで体を重ねることが出来なくなった。
一時の快楽のために、払う代償は絶大だ。
完璧なんてこの世にないんだ。ゴムつけてたって、100%じゃない。
ましてやあの女みたいなことをする奴だっている。……俺には無理だ。
だから女が怖いっつぅか、早い話が…嫌なんだ」

