インターン・シップⅡ


「時間も時間だったし、食堂はピーク時程の賑わいもなく静かだったよ。

だからだろうな、休憩にきてたその女は誰もいないと思って同じ科のナース達に自分の結婚話をしてた。

結婚が羨ましいだの、しかも医者だから当たりクジだの…ナース達のくだらない称賛の言葉に気を良くしたのか、ポロッと言いやがったよ…―――――…。」


『でもここまでこぎつけるのに結構苦労したのよ~?

アイツ、「結婚はまだ早い」とか言っちゃってさぁ?

「医者としても人としても、もっと成長してから」とか言うわけっ!


そんなの知ったこっちゃないし、意味わかんないでしょ~!?

だから、ゴムに穴開けといたら万事解決よ~!既成事実さえ作っちゃえばこっちのもんよ。

おかげで私は念願叶って円満退社…フフフ!…―――――――――…。』