インターン・シップⅡ


「俺は産科医じゃないし、生命の神秘なんてものに心打たれたりもしねぇ。

それでもだ!医者として、いや人としてその母親のセリフは聞き捨てならなかったよ。

この世に生まれてなくても、腹ん中にいりゃそれは立派な命だろ。

それを無かったことにしようなんて……そんな奴らこっちから願い下げだっ。どうなろうと知ったこっちゃねぇよ。

むしろ、娘が無事に子を産めたかどうかの方が俺は心配だ」


忌々しいと言わんばかりにそう吐き捨てる本田医師。


言いたいことはわかるし、そりゃそうだろうとも思うけど。

だけどそれが『女性恐怖症』になったきっかけなんだろうか??


長身だし、顔だってイケメンの部類に入るだろうし、なんてったって医者の彼は今まで特別女に困らなかっただろうに……何で『女性恐怖症』に??


そう思わずにはいられなかった。