「でも、それは別れたくて言ったんじゃねぇ。みっともないけど…ただの八つ当たりだった…。
格好悪くて、もうコイツの顔も見ずに出てったよ。まさかそれが……最後になるなんてな…」
ふぅ…っと息を吐き、わざと明るい声をだしてそう言ったけど…
「だから…理由はどうあれ、未遂であってもコイツを自殺に追い込んだのは…俺だ…。
コイツが脆いって分かってたのに。我慢して、溜め込む奴だって分かってたのに…」
そう零すと動かないサツキちゃんを見てるのが辛いのか、ハルは顔を下に逸らし項垂れた。
そんな深い事情があったなんて知らなくて、かける言葉が見つからなかった。
『そんなことねぇよっ!』
『お前のせいじゃねぇよっ!』
『自分を責めんな!』
…そう言えないのは俺がハルの立場でも……自分を責めるだろうから。

