「バッ…!違ぇよ…。
でも……俺はお前が羨ましいよ…」
「………はっ!?
羨ましいって……何で?」
「俺はー……正直、コイツが分かんねぇ…。
何が好きなのかとか、どうして欲しいとか。
何を考えてんだとか、どう感じたんだとか。
…ハハッ!まぁそれ以前に、携帯のアドレスも知らねぇし、誕生日も知らなかったよ。
住んでる所も……ルームシェアしてることもな…」
そう言って自嘲するハルはどこか痛々しく見えた。
「これから知っていけばいい、これから縮めていけばいい。
そう思ってた矢先に……これだ…」
「……………うん」
「コイツは……内に溜めるタイプなんだろうな。
変に我慢強い。脆いくせに、強くあろうと…強くありたいと願って、弱さを見せない」

