フフン…と鼻を鳴らしたカオリは鬼の首を取ったかのように雄弁に語り出した。
「まったく…。あんた達、どういう採用基準なわけ??
ちゃんとあの女の素姓調べたの?まぁ…学歴だけは確かに高いけど、アイツただのメス豚じゃない。
大方、借金でもあったんじゃない?ストリッパーなんかするぐらいだし。
ハルに取入ろうとしてたのだって、ハルが社長だからよっ!絶対、金目当てに決まってる!」
その随分な言い方にカチンッ!どころか、もう血管が浮くぐらいムカついてるのに、さらに追い討ちをかけてカオリは話した。
「現に、もうここに来てないでしょ?あの女。
私がズバリ言い当てたからよ。人間、図星さされたら言返しようがないんだから!」
「お前…!サツキちゃんにそのこと言ったのか!?
つーか、いつ言ったんだ!?」

