インターン・シップⅡ


「だから…忘れてたんだ。

サツキちゃんが学生で、まだ正式採用じゃないこと。

それなのにいっぱい仕事任せて、倒れるぐらい頑張らしちゃって…。

サツキちゃんが風邪で休んだ時も、学校行かなきゃダメでここ何日間か休んだ時も…痛感したよ。

サツキちゃんがいてくれないとホント……困る」


眉をハの字にしてそんなことを言ってくれる蓮司さんだけど、私は穴があったら入りたい思いでいっぱいだった。


だって私…。
そんな事言ってもらえる資格ないのに。


社長とカオリさんのキスシーン見ちゃって、「お前が分かんねぇ」ってフラれて…。


それでも顔合わさなきゃいけないのは気まずいし、ちょっと辛いし…。


だから調子いい事言って逃げたのに…。