「………え?お昼…??」
脳に酸素が行き届いてない頭でボンヤリと今かけられた声を復唱しながら時計を見やれば……時刻は『12時15分』。
「……………。」
「……………。」
「…えぇっ!?うそっ!」
覚醒した瞬間だった。
バッと立上がり、引き出しを開け、お昼ご飯用に渡されてる財布を掴んだ。
「ご、ごめんなさいっ!
うっかりしてました!す、すぐ買ってきますっ!」
そう言うが早いか、慌てて出て行こうとしたんだけど。
「あ、いいよいいよ!
せっかくだし、今日はもうこのまま食べに行こうよ」
そんなナイスな提案をしてくれたので、遠慮する事なくお言葉に甘えてそれに乗っかることにした。

