それから数時間後…――――――――…。
朝になり、出社時間の少し前に再び会社に戻った私は2番目だった。
あれから帰ろうにも終電はないし。歩いて帰れる程の体力も気力もなく。
仕方がないから駅まで歩き、駅前に並ぶタクシーに乗込み家まで帰った。
もう部屋に入るとバタンキュー。
でもすぐ朝はやって来て。寝た……と思ったらもう朝で。
何とか起きて軽くシャワーを浴び、身支度を整え急いで来たものの……。
やっぱりというか…いつものように一番乗りは蓮司さんで。
いつものようにコーヒーのスイッチを押し、出来たて淹れたてのコーヒーを飲みながら書類に目を通してる蓮司さんがいた。

