その思いから必死に、ただひたすらがむしゃらに。
もちろん時々は休憩を取ったけど、目の前に立塞がる仕事たちを片っ端から片付けた。
その甲斐あってか…急ぎに選別した仕事だけは何とか終わった。
「あ~………終わったぁぁぁ…!」
嬉しさのあまりそう叫んでイスの背もたれに体を預けると、一挙に疲れが押寄せてくるようだった。
肩はパンパンに張ってるし、目もズーンと重い。
ずっとイスに座って同じ姿勢だったから背中も固まってるみたい。
あ~…帰んなきゃなぁ…。
でも面倒くさいなぁ…。
てゆうか、電車あんのかな…?
そもそも、今何時よ?
チラッと卓上時計を見やれば、とっくに日付は変わっていて…。
残りは明日にしよう。
そう決めると疲れた体を引き連りながら、とりあえず家に帰ることにした。

