でも元々、頭の良い社長はそこそこレベルが高くて、家から近い高校へ進学。
でも中学時代を知る周りからは怖がられ、あまり人が寄り付かなかったそうだ。
うまく溶け込めれず…まぁ溶け込む気もなかったんだろうけど、クラスでも浮きまくりの社長に何の躊躇もなく近付いてきたのが蓮司さんだったそうだ。
「お前、そんなナリしてて頭良いとかズルいな!
そんなずる賢い奴、俺だけだと思ってたのに…ハハッ!」
その言葉から分かるように蓮司さんも派手にヤンチャしてきたんだろう。
同じ匂いを感じる蓮司さんと社長。仲良くなるのは必然だった。
でももう昔みたいに無茶したりケンカしたり、そんなことはなかったらしい。
平和に穏便に。
昔が嘘のように、2人は仲良く高校生活を楽しんだ。

