インターン・シップⅡ


それはそれは…荒れた中学時代だった社長。


教えられた通りに品行方正に、親に逆らうこともなく過ごしてきたからその反動だったのかもしれない。


ケンカはもちろんのこと、派手な格好、喫煙。学校の先生も親も手を焼いたそうだ。


今までが良い子過ぎた社長の変貌ぶりに周りは驚き、その言動はいつでもみんなの話題の真ん中だったらしい。


これ以上好き勝手にさせまいと、社長のご両親は社長を全寮制のお坊ちゃま学校への進学を強く希望し、勝手に事を進めたそうだ。


それが社長の逆鱗に触れるとも知らず…。


案の定、社長は反発。

先生も参加で必死で社長を説得したものの…『そんなに行きたきゃお前が行け!』発言の末、試験を蹴った。


社長の作戦通り、お坊ちゃま学校への道は絶たれた―――――――――。