「…は??」
意味が分からなくて今度は私がキョトン?ってしてしまう。
「あの日…『ハルの彼女がそっち行くから頼む』って電話してきたのレンなんだ。
だからパーティーで会った時にドレスの請求書をレンに渡したんだ」
じゃぁ……このドレスは蓮司さんに返すのが筋ってこと??
でも…返されても困るよね??
じゃあやっぱり私が買取り??…なんて考えてたら、ジュンさんのその話にはまだ続きがあった。
隣りに座るリカさんと顔を見合わせ、急にニヤニヤと笑いながら続きを話し出した。
「『支払いはいつでもいいよ~』って言いながら、“確実に”レンに請求書を差し出したらさぁ……??」
差し出された請求書を受取ろうと手を伸ばした蓮司さん。
…より先に、違う誰かの手が伸びてきて…?

