そして…羨ましく思った。


夜の仕事のヨウと、昼間に仕事をするリンコさん。


あまり満足に会うこともデートすることもできない2人なのに、そんな中でもお互いを信じ、想い合えてることが羨ましく感じた。


プライベートな時間はなくても同じ職場で毎日顔を突き合わしてたって…信頼もされてなけりゃ、想われてんのかも微妙な私とは比べもんにならないわ…。


ヨウとリンコさんの間に感じる“絆”みたいなものが…私達にはない。


付合ってまだ日が浅いから…と言われればそうかもしれないけど。


でもあのパーティーの日に、私を関わらせたくなさそうだった社長の態度がこれから先もそんな絆なんてもんは無理だと言ってる気がする…。


幸せそうな顔して眠るヨウの顔を見ながら、そんなことを考えてるとため息しかでなかった。